本棚を通して気づいた心の変化

最近、読みたい本のジャンルが変化しているかもしれない。

そう思ったのは、ある日自分の本棚を眺めていた時だ。

 

勉強疲れた。息抜きに本を読もう。小説を読もう。

本棚を眺める。

おかしい。

読みたいものがない。

 

よく自分と相談してみた。

あなたは今、何を読みたいのか、と。

どうやら、人の命とか人生とか、価値観とか、自己啓発というのかよくわからないが、とにかくそういうものが読みたいらしい。

もう一度本棚を眺める。

並ぶほとんどは教科書と小説、そしていくつかのエッセイとノンフィクション。

 

悩んだ末、自分の本棚にある数少ないノンフィクションもの(だと思っている)で、以前読んだ時に挫折した名著「夜と霧」を読みたいと思った。

難しくて、楽しいものではない内容。

いや、勉強の息抜きだよ、小説読みたい。

本当にそうか。

 

よくよく考えてみると、心の底から小説が読みたいわけではない。今まで読んできたジャンルが小説だっただけだ。

 

何年か前、友人が「小説を読まなくなった」と言っていた。

そのときは驚いたが、友人も、こういう心の変化があったのかもしれない。

変化はいつだって、いつのまにか起きているようだ。

本人すら気づかぬうちに。