千葉へ。旅はリセット効果があるようだ

先日、旅行ではない用事で千葉に行った。

千葉はせいぜいディズニーランドに行ったことがあるくらいで、他は全く知らない。せいぜい船橋ふなっしー

しかも、今回千葉に行ったのは観光とかではなく、職場命令で数日出張しなければならなかった。だから、観光しようにも、そこにはショッピングモールが駅の近くにあるだけで、他は特に何もない。

わざわざ滞在しなくとも、片道1時間半前後かければそこにたどり着けたのだが、いちいち電車に乗って人混みをかきわけたり、遅延や事故を心配するのも億劫だったので、ビジネスホテルに数日泊まってしまうことにした。

2年前に行った京都旅行では1泊だったのに対し、今回は3泊(!)。出張というなんだか憂鬱なことが、それだけで少しわくわくできた。

見知らぬ地。いつもと違う部屋。はじめてのホテルの連泊。それなのに、なんだか心が軽くなる心地だった。

家事の心配をしなくていい。掃除も自分でしっかりしなくていい。身の回りのことを自分でしなくていい。とても気楽だった。逆に言えば、意外に家事が負担になっているのかもしれない。

ホテルの部屋でくつろぎつつ、シングルタイプの部屋はなんだか居心地がいいことに気づいた。なぜだろうと考えてみる。余計なものがない。ちらかっていない。このことが大きいような気がした。

出張中のある日、ショッピングモールのフードコートで昼食をとった。ふと周りを見渡すと、ハンバーガーを頬張る親子、アイスやドリンク片手におしゃべりに興じる高校生くらいの少年少女、受験勉強をしている少年、うどんを注文している老夫婦などなど、いろいろな人がいた。

コロナ騒ぎでなんとなく落ち着かないムードがありつつ、しかしそこにはいつもと変わらない日常があるのだと感じた。いつもと同じように買い物をし、ご飯を食べている。たったそれだけのことなのに、日常というのはこんなにも繊細なものなのかと、妙に愛おしく感じた。

コロナの影響でいろんなことが延期になったり中止になっている。このことが悲しくもなった。

出張を終え、帰宅する。自分の部屋がなぜごちゃついているように感じているのかわかったような気がして、早く模様替えしたくてうずうずしていた。あれはここに置いたらいいのではないか。これをここに移動させたら使いやすくなるのではないか。そんなことを妄想し、実際帰ってから夕食をとったあと、行動に移した。

今の所、それによって不便にはなっていない。むしろ、動線がスムーズになったように感じる。

今回は出張だったが、結果的に「旅」のような日々を過ごせた。

昨年は台風やら仕事の都合であまり遠出できなかったが、私にとって旅行は、結構重要なものかもしれないとの思いに至った。実際、心の中のほこりのようなものが全部掃き出されたような、すっきりした気持ちがある。これからは意識的にどこかに出かけてみたい。そうだ、都道府県それぞれ行ってみたい。そんなアイデアが浮かんでいる。

どの県にどんな遺産や名物があるか、ほとんど知らない。遺産や名物関係なく、ただ行きたいところもある。「行ってみたいところリスト」でも作ってみようか。

千葉に出張という機会を与えられなければ、そんなこと、思いもしなかっただろう。

最初は「遠くてめんどくさい」と思っていたが、今は、出張の内容もあり、「行ってよかった」と思っている。このきっかけに、感謝。